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カディについて

2012.05.18

カディはインドの手紡ぎ・手織りの布。

植民地時代に、ガンジーがインド国内に復興しました。
糸車(チャルカ)をつかって自ら紡ぎ、織り、着る。
自立すること、国産品を愛用すること。村の暮らしを守ること。
チャルカはガンジーの理念の象徴です。
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ここ数日、インドの団体とカディについてメールをやりとりしていました。
というのも、カディの認識に差があるように感じていたからです。
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その中でわかったことは、
当店が扱っているカディは、機械も使いながら織られているということ。
だいたい工程の60%が機械で、40%が人の手で作られているそうです。
このカディを手紡ぎ・手織りと言ったら、もしかしたら誤解をまねくかもしれません。
ガンジー思想の象徴として、カディを愛される方には残念なことでしょう。
また「手織り」の定義やイメージ、なにをもって「カディ」とするのか、
人によって、国によって、それぞれ違うと思います。
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メールのやりとりから抜粋____

「完全に人の力のみで作る生産者は今では数少ないでしょう。
 もし、ほんとうに人の力のみで作られている布が使いたかったら、
 手に入れるまで、さらに何ヶ月もかかりますし、値段もとても高くなります。
 機械も使用して、効率よく生産されるおかげで、今ここにこの価格で存在します。
 もし誰かが大量のカディを「これは100%手織りのカディだ」と言って販売していたら
 おそらくそれは間違った情報でしょう。

 機械を使うといっても、大量生産でも、工場で作っているのでもなく、
 家で職人によって作られたものです。
 人が機械に取って代わられ職を失うようなことはありません。

 このカディは糸の質感や織り方、風合いが手織りのカディと同じです。
 織り目や密度も手織りのカディと同じです。それは着てみるとわかります。」
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ガンジーの理念からは離れてしまったかもしれないけど、今ここにあるカディ。
本物、完全、100%、求めれば得られるかもしれない。それはとても大事です。
けれど、当店の商品は、なんというか、インド女性の手刺繍を楽しんでもらいたい、
それが大事なことだろう、と思いました。
いつか、すべてを手紡ぎ手織りでやっているカディに出会えたなら、
布そのものを生かした商品になるといいのかもしれません。
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ご縁があって今ここにある布を大事にしていきたいと思います。
これはウッタル・プラデーシュ州のビジノール村で織られたカディです。
長く愛用できる使い心地のよい天然の綿布です。使うほどに柔らかく、肌になじみます。
みなさまにも気に入っていただけるとうれしいです。
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長々と書いてしまいましたが、当店のカディについてお伝えいたしました。

 

追記:HPでは、カディといわず、コットンと表記してあります。
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↓この本がとても参考になります。
「ガンジー・自立の思想―自分の手で紡ぐ未来」

Fairtrade Products from India